「古典って、読んだら問題に答えないといけないやつでしょ?」
「ははは。確かに、古典は誰かが作った問題とセットで見かけることが多いね。だけど、ここ 100 年くらいじゃないかな、そういうのは」
「昔はそうじゃなかったの?」
「昔の人にとっては、古典も普通にただの本だったろうね。そもそも古典じゃなかったとき(書かれたばかりのころ)だってあったわけで。だから、読みたいように読めばいいんだよ。普通の本と同じにね」
張飛、督郵を鞭うつ|絵本通俗三国志 巻1(NDLデジタルコレクション)より加工して作成 この記事は、『三国志演義』を江戸時代の人が翻訳した、『通俗三国志』の簡略版に基づく翻訳を中心としています。当サイトで利用している『通俗絵本三国志』の原文をお読みになりたい方は、以下の URL よりご覧ください。今回分…
桃園結義の図|通俗絵本三国志(NDLデジタルコレクション)より加工して作成 この記事は、『三国志演義』を江戸時代の人が翻訳した、『通俗三国志』の簡略版に基づく翻訳を中心としています。三国志演義の大筋の内容を把握するために書き始めました。第 1 回の書き出しのここでは、書き始めるにあたって、私が今改めて『…
昔話として読んだ「こぶとりじいさん」。その話が、『宇治拾遺物語』(巻1-3)に載っている。 同じ昔話でも、「かぐや姫」や「浦島太郎」の物語などを古文で読むと、昔話として知っているものとは微妙に違っていたりする。しかし、『宇治拾遺物語』の「鬼に 瘤 ( こぶ ) 取らるる事」のストーリーは、昔話のものとほぼ…